絵で見る脳と神経の病気 代表的な病気をわかりやすくご説明します

頸動脈狭窄症

脳の血流障害によるマヒなどです

動脈硬化を起こしたところから血の塊や動脈硬化の破片が脳の血管に流れて血管をつめてしまうと、片側の手足が動きにくい(片麻痺)、言葉が出にくい(失語)、片側の手足がしびれる(感覚障害)、などの症状がでます。頸動脈が頭の中で最初に枝を出す血管が目を栄養する血管なので、一時的に片方の視力が低下することもあります。これらの症状が24時間以内に、多くは1時間以内に完全に良くなることもあり、これは「一過性脳虚血発作」といい、脳梗塞が完成する前ぶれとされています。またこれらの症状が、いくつか合わさったり、時間を置いて出現することもあります。重症な場合は、意識が低下したり麻痺などが一挙におこって強い障害がのこってしまう場合もあります。

脳血管の閉塞症状

塞栓(頸動脈狭窄でできた血の塊)が流れて、脳の血管をつめると、脳虚血がおこります。このため、つまった血管の反対側の手足が動きにくい、しびれる、言葉がでにくい、などの症状がでます。

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