絵で見る脳と神経の病気 代表的な病気をわかりやすくご説明します

血流障害の痛み

血流障害の痛みの診断

【問診・診察】

痛みや手足の状態について様々な面から、患者さんのお話を聞きます。診察は、脈の触れ具合、感覚の検査や、皮膚の色を左右で比べて診る事も行います。

最近動脈硬化の進み具合を数字で表す検査として、ABI(Ankle Brachial Index)とよばれる検査があります。ABIは、左右の腕と足首で血圧を測りその比率で、動脈硬化の程度を推定する検査です。手足の動脈に超音波をあて、血管の縮み具合、動脈硬化の程度、血流の速さを観測する検査などもよく行われます。これらの検査は外来で行なえ、患者さんには負担をかけない検査です。

【画像検査】

痛みの原因をつきとめるため、さらに血管の状態に調べるために画像検査を行います。MRIやCT画像、場合により血管を直接撮影する検査を行います。また体の表面の温度を測るサーモグラフィーは、血流の程度を表す指標として用いられます。

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