くも膜下出血 絵で見る脳の病気

くも膜下とは?
症状
原因
検査
治療法


まずはCTスキャンをとります

症状で判断し、くも膜下出血が疑われた場合は、CTスキャンによる検査が行われます。くも膜下出血を起こすと、必ず脳脊髄液に血液が混ざる為に、特徴的な検査結果がCTスキャンで確認する事ができます。病気が軽症でCT上、特徴的な所見を見つけられない場合、腰から注射をし、脳脊髄液に血液の混入があるかどうか、確かめる場合があります。

脳血管撮影検査について

一度、くも膜下出血と診断した後は、切れた血管(多くは脳動脈瘤)がどこに隠れているかを調べる必要があります。一番精度の高い検査は、カテーテルを用いた脳血管撮影検査です。(図1参照)


図1:脳血管撮影の写真

脳血管造影検査
手術前と手術後の脳血管撮影の様子です。手術後の写真では、手術前に見られた脳動脈瘤の姿がクリップで挟まれて写らなくなっており、脳動脈瘤への血行がなくなり、破裂しないようになっています。

脳を栄養とする血管にカテーテルを経由して造影剤を注射し、造影剤によってはっきり見える血液の流れ(血管の形)を連続的に観察して、原因と場所(多くは脳動脈瘤の部位と形状を)突き止める方法です。当院では、3次元撮影が可能な最新鋭血管撮影装置を用いて、より精度の高く治療方法の判断につながる検査を積極的に行っています。
病状によっては、CTスキャンを利用した3次元CT血管撮影やMRI 検査を行う場合もあります。



CT検査とMRI検査で見る、脳内出血とくも膜下出血

CTでは・・・(左の写真)脳内出血と、くも膜下出血の違い

脳内出血(左)とくも膜下出血(右)のCTスキャンを比較してみましょう。丸い白い枠は頭蓋骨で、脳を輪切りにして下からのぞき上げた写真だと思ってください。頭蓋骨の灰色の部分が脳です。脳の中の白い部分は出血です。左の脳内出血は白い出血の固まりとして見え、周囲の脳組織を破壊しているのが想像されます。右のくも膜下出血は、左右の脳の谷間、前頭葉と側頭葉の谷間など脳の表面や谷間に出血しているため、大量の出血ですと脳が締め付けられて意識障害や脳の破壊が生じますが、基本的には運動麻痺は出現しません。


MRIでは・・・(右の写真)

脳動脈瘤が破れてくも膜下出血になる前に、MRIという磁石の検査で脳動脈瘤が見つかることもあります。MRI では血流のある部分は黒くぬけて見えるので、それを利用して診断します。

図2:CTとMRIの検査写真

CTとMRI写真

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