絵で見る脳と神経の病気 代表的な病気をわかりやすくご説明します

くも膜下出血

激しい頭痛です

ほとんどの方が、出血した瞬間に、「突然の、今までに経験したことのないような、あるいはバットで殴られたような頭痛」を感じます。これは、脳の保護膜の一部が痛みを感じるはらたきを持っていて、くも膜下に広がっていく出血が保護膜を刺激して頭痛をおこすためです。出血の程度によりますが、頭痛と一緒に、激しくはいたり、意識を失うこともあります。「突然、強い頭痛を訴えた後で倒れた人を目の前にしたら、くも膜下出血を考えて救急車を呼ぶべきである」ぐらい、特徴的な症状と言えます。手足の麻痺などは必ず起こるとは限りません。他の脳卒中(脳内出血、脳梗塞)の多くが、頭痛を感じない事や半身の運動麻痺を伴う事が多いこととは対照的です。

くも膜下出血の頭痛

くも膜下出血の頭痛は、バットでなぐられたような突然の激しい痛みです。

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