脳動静脈奇形
出血による症状です
通常の脳血管とは異なり、動脈の強い圧力が直接静脈に加わったり、異常な弱い血管に加わるため、血管の弱い部分が切れて出血し、くも膜下出血となったり、脳内出血をおこします。出血する場所により、くも膜下出血の症状(頭痛や嘔吐、意識障害など)や、脳内出血の症状(手足の運動障害など)を起こします。出血していない脳動静脈奇形でも、1年間に2~4%(25人から50人に1人)が出血をおこすとされています。また、出血しなくても周囲の脳の活動に影響することで、ひきつけの発作(けいれん発作)を起こす事もあります。