絵で見る脳と神経の病気 代表的な病気をわかりやすくご説明します

頭のけが

頭蓋骨の骨折は非常に強い力が頭に加わった証拠

広い範囲をぶつけた場合は、広い範囲でヒビ(骨折)が起こり、小さな範囲であれば(先の尖った物体に当たるなど)落ち込む骨折(陥没)が起こります。脳の重要な保護組織である頭蓋骨の骨折の有無はあたまのけがにとって、とても重要です。

頭蓋骨はもともと複数の骨がくみ合わさって、脳の入れ物を作っています。つまり、最初から骨のつなぎ目が存在します。このつなぎ目が開いたり、骨の一部にヒビが入ったり、へこむ(陥没)状態になる事を頭蓋骨骨折と呼びます。直下の脳や脳保護膜へ重大な影響を持つ場合と、幸いにして持たない場合があり、骨折があった場合は、内部の検査を行う必要があります。CTスキャンやMRIによる内部の状態によって、治療内容が決定します。頭蓋骨骨折の治療よりも内部の状態による治療が優先されています。

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