頭のけが
けがした直後に泣いたかどうかは重要なポイントです
直後から意識を失う程強い衝撃であったかの確認になります。意識の状態が最も大切で、けがの後の確認ポイントも最重要となります。ただ、年齢によっては難しいため、普段との違い、機嫌、顔色、などで代用します。
学童期までのこどものけがの特徴として、吐き気と嘔吐があります。けがが脳に及ぼす影響とは違うメカニズムで、打撲のストレスによって吐きやすい状態がしばらく続く場合が知られています。実際に脳の影響で吐いてしまう場合は、回数が多くなり、グッタリしたり顔色が青ざめるなどの他の症状を伴っている事が多いなどの特徴があります。打撲のストレスの場合は吐いた後で元気になる特徴がありますが、中間の症状もあるため、心配な場合は脳神経外科医の診察を受けてください。
けがの後しばらくの様子観察(24時間程度)はどこの部分のけがであってもこどもの場合は重要です。あたまのけがで確認ポイントに挙げた症状が出てきた場合は、救急車を呼んでください。