絵で見る脳と神経の病気 代表的な病気をわかりやすくご説明します

転移性脳腫瘍

転移性脳腫瘍(てんいせいのうしゅよう)は、体の他の場所にできた癌が、脳に転移したものです。脳中にできるものが一般的ですが、脳の周囲にできることもあります。近年日本人の平均寿命が伸びると共に、転移性脳腫瘍は多く発見されております。特に肺癌、乳癌、消化器癌からの転移が多く経験されます。この転移性脳腫瘍は、脳の中に1つの病変を作る場合と、多数の病変を作ることがあります。まず脳転移の症状で発見され、あとから体のほかの場所のがんが見つかることもあります。

<多発性転移性脳腫瘍(右)>

松前光紀著「脳腫瘍の理解」クリニカルスタディvol.29,no.14,2008年 メヂカルフレンド社 イラスト:北原 功

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