絵で見る脳と神経の病気 代表的な病気をわかりやすくご説明します

水頭症

水頭症

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最近急速に広まってきた手術法です。内視鏡は胃カメラや大腸カメラで有名ですが、脳神経外科ではもっと細い内視鏡を使います。頭蓋骨に親指ほどの小さな孔を開け、そこから水頭症で大きくなった髄液がたまる空間(脳室)に内視鏡を入れます。そして大きくなった脳室の壁に内視鏡の中から特殊な器具を入れて孔を開け、髄液のとおりを良くする手術です。シャントでは半永久的に自分の体にない管を、頭からお腹にかけて埋め込みますが、内視鏡治療ではその必要がありません。

この治療が良い患者さんは、6歳以上、髄液の交通が各々の脳室の間で止まっている場合などです。場合によっては、シャント術が良い患者さんも沢山おりますので、すべての患者さんがこの手術の対象とは限りません。

また正常圧水頭症の患者さんは、内視鏡手術よりシャント術が適しております。

脳室の壁に孔を開けている図

脳室の壁に孔を開けている図

孔を拡大している図

孔を拡大している図

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